自社商品を安全に配送するために知っておくべきダンボールの選び方

ワザモノ編集部

物流や通販に欠かせない存在となっているのが、商品を入れるダンボール資材です。一口にダンボールといってもさまざまなものが存在しています。その中から自社商品に最適なダンボールを選ばなくてはなりません。今回は、ダンボールを種類、そして選び方について紹介していきます。

 

ダンボールにはさまざまな規格が存在する

 

物流や通販に欠かせない存在となっているのが、商品を入れるダンボール資材です。種類はさまざまで長細いものから小さいものまで業種によって使い分けられています。

 

適正な箱を選ぶことにより配送に耐えられ、大切な商品の破損を防ぐことができます。また、破損面だけではなく経費のところまで加味しなければなりません。

 

そのため、自社製品の特性をしっかり理解し、さらにはダンボールの種類とそれぞれの特性を理解する必要があるのです。

 

まずは、ダンボールの規格や強度についてみていきましょう。

 

ダンボールの種類は大きく3つに分けられる

 

ダンボールにはそれぞれ箱の厚みや型式によって呼び名が異なります。今回は一部のダンボールを紹介します。

 

A式ダンボール

一般的な箱のことを指しておりみかん箱はこのA式に該当します。広く利用されていることからコストは低く一番安価な単価で購入することができます。価格が安い分、箱をテープで止めるなどひと手間加えて形にするものがほとんどです。

 

B式ダンボール

通販商品で一番みかけるのがこの種類のダンボール箱です。底面がワンタッチで組み上げられるようになっているため作成するのが、非常に簡単でテープを使用する場所は上部のみです。この規格は作業工程を減らしつつ作業時間を短縮できるため物流関連では重宝されているダンボールになっています。

 

その他のダンボール

「タトウ式ダンボール」と呼ばれる風呂敷に似たダンボールや、ポスター専用の「ポスター式ダンボール」など商品規格にしっかりと合わせているものもあります。このような商品に合わせたものであれば、商品の破損が起きにくいという特徴があります。ただし、その分価格が高くなる傾向もあります。

 

送料にも影響!把握しておきたいダンボールサイズ

 

ダンボールには形といった種類もいくつか分類されますが、サイズも様々です。

 

一般的には3辺計の合計で算出するもので縦と横と高さの3つを合計したものがサイズに反映されてきます。

 

60cm以内の規格

サイズの合計が60cm以内のときに60サイズに該当しており重量は2kg以下がこの規格になります。60サイズの目安ですと、A4サイズがぴったり入るもからワインボトルの750mlが2本入る規格のダンボールもあります。

 

80cm以内の規格

サイズの合計が80cm以内で重量の目安は5kgとなっています。B5サイズがぴったり入り60サイズよりも底が深くなっているものも多いです。お米の5kgもこの規格に入るため便利な規格となっています。

 

100cm以内の規格

サイズ合計が100cm以内で重量の目安は10kgです。一般的なみかん箱サイズは100サイズを指していることが多いのでイメージしやすいのではないでしょうか。また2lのペットボトル6本規格もこの規格に該当しているため一般的によく使用されているサイズとなっています。

 

120cm以内の規格

サイズ合計が100cm以内で重量はおおよそ15kgです。このサイズの宅配はヤマト運輸と日本郵便にのみ存在する規格になっています。用紙を多く入れることができる規格ですが、主には衣類関連に使用されているケースが多いです。用紙の場合は、重量を越えてしまうことが多いため使用することに不向きなものでもあります。

 

140cm以内の規格

サイズ合計が100cm以内で重量は20kgから25kgとなっており、引っ越しによく使用されている箱規格です。大容量のため多くものを箱に入れることができます。アパレルメーカーではこの規格に統一して店舗間輸送に使用されていることが多いです。

 

160cm以内の規格

宅配規格の中で一番大きいな規格となっており、ほとんどのもがこの規格に納めることが可能です。重量のある商品は底が抜けてしまうことがあるため、軽量物でサイズが大きいものに適にしています。

 

繊細な商品はより強いダンボールを!ダンボールの強度にも注目

 

ダンボールを選ぶ型式以外にフルートと呼ばれる強度にも注目してみましょう。衝撃に弱いものから強いものまでさまざまな強度規格があります。

 

フルートとはダンボールとダンボールの間に波打っているところを指しています。

 

Aフルート

Aフルートは、厚さが5mmで30cmの間隔に山のうねりが34個±2と間であればAフルートになります。広く用いられているのがこの規格です。

 

Bフルート

厚さが3mmで30cmの間隔に山のうねりが50個±2と間であればBフルートです。厚さがあまりないので箱の間を仕切る商材によく利用されています。

 

Cフルート

厚さが4mmで30cmの間隔に山のうねりが40個±2と間であればBフルートです。Aフルートよりも僅かに薄くなっていますが、山数のおかげでAフルートとあまり変わらない強度です。

 

場所を取らずに強度を確保できるため海外でも主力のダンボールになりつつあります。

 

Eフルート

厚さが1.5mmで30cmの間隔に山のうねりが93個±2と間であればEフルートです。フルートの中で一番薄くなっているもので、強度は他に比べると弱いものになっているためメール便やネコポスといった書類系の小物に最適な規格と強度です。

 

自社商品を守るために知っておきたいダンボールの選び方

 

サイズや規格などを紹介してきましたが、商品に合わせたものに入れることが破損をおこしにくくなります。そのために下記のポイントで自社商品に合った最適なダンボールを見つける必要があります。

 

大きいかつ重量のある商品

サイズが大きく重量があるものは強度があるものを選び配送にも耐えられるものを選ぶといいでしょう。また底面にはワンタッチ式を使用すると、強度に耐えられないのでAフルートを選択するといいです。

 

小さくて軽量物

小さいものには、B式ダンボールを選び保管スペースの確保や配送料も安価に抑えることが可能です。組み立ても簡易的で大量の出荷があっても対応できます。

 

小物系の書類

タトウ式など商品に合わせて規格を作成するといいでしょう。ただし規格が小さいからといっても中には高額なものもあるためしっかりと検討する必要があります。

 

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